家庭用エアコンの洗浄&エアコン選びについて
余計な付帯機能は故障の要素が増えるだけ、エアコンは本体機能だけで充分です。
余談 掃除機能付きのエアコン、これはフィルター掃除の手間が省ける機能です。ホコリがエアコンに入らない機能ではありません。 このエアコン、具体的には夏シーズンの終わりに1回、冬シーズンの終わりに1回必ずフィルターを手作業で洗う必要があります。 フィルター掃除をしなくていい機能ではありません。
業者に洗浄依頼される場合、掃除機能付きは洗浄費用が高くなります。 通常エアコンで1~2ヵ月に1回ご自分で掃除して頂ければ「掃除機能付き」である必要はなく、通常タイプの方が値段も安く購入できます。(空調機能そのものについては、ほとんど同一と考えてよいと思います)
又最近問題になっているPM2.5の影響か、今後も空気清浄機能付のエアコンが注目を集めると思われます。それをターゲットにメーカーは新商品を出してくるでしょう。しかし空気清浄の効果を期待するならエアコンとは別に専用機をお薦めします。(エアコン付属の機能については、本当の効果は期待できません)
掃除機能のつかないシンプルな安い機種と標準価格で4~5万の空気清浄器をお勧めします。この2つの組み合わせは、20万する空気清浄機能付の高級機よりはるかに効果がありますし、後のメンテナンスにもお金がかかりません。国内お勧めメーカー、ダイキン、三菱電機、日立、三菱重工
エアコン洗浄とは..
当社はエアコン洗浄のみの注文は受け承っておりません。 以下参考資料として記載します。
大型量販店、掃除メーカー、クリーニング専門店さんのエアコン洗浄は以下に示す分解はしません。
(分解しないで「安全に」しかも本格的に汚れ、臭いをとることはできません)
水をかけてはいけない基盤、ファンモーター、ファンの軸受け部分などを除くすべてのパーツを温水で洗浄します。 温度90℃、圧力70気圧(水道バルブ全開で0.6~1気圧)
室内機全パーツです。
除湿水を受るドレンパンと ロータリーファンです。
室内熱交換器です。この銅管の中を冷房運転で蒸発温度0℃~7℃のフロンガスが流れます。 上記の写真は完全分解での洗浄例です。エアコンの洗浄としては理想的です。家庭用エアコンの場合、大半の臭いはなくなります。 引越し、新築時の移設工事を当社に依頼され、洗浄まで依頼されますと取り外したついでに行いますのでこの内容で金額も清掃メーカー並みで可能です。 (掃除機能付きは別途です)
清掃メーカーと空調メーカーの洗浄の違いについて
家庭用エアコンの洗浄を清掃メーカーが行う事が多くなりました。 同じ「エアコン洗浄」でも空調メーカーに依頼すると25.000~45.000が相場ではなかろうかと思います。 (機種により金額に差があります)
その違いについてですが、「洗浄液をかけて水で洗い流す」行為については一緒です。 その前後の工程と専門性に違いがあります。当方では写真のように電気制御基板、ガスが流れる熱交換器、ファンモーター、ロータリーファンこの主要部品を室内機から分解分離し洗浄作業に入ります。
10.000前後の金額でおこなう業者は、これら主要部品を分解せずにビニール等で洗浄液がかからないように養生して洗います。
メーカーが値段を高く請求して主要部品を分解するのには理由があります。
ファンモーターの主軸部分に強アルカリ性洗浄液が浸透するとモーターが壊れる可能性があります。 又、主要部品を分離しないと完全に汚れを落とせない。 以上2つの理由があります。
洗浄液が原因でファンモーターが回転しなくなるのは洗浄作業を終えた直後ではなく、3か月~半年先となります。(モーターのベアリングオイルが破断します)
家庭用エアコンについては、近隣の方で移設(引っ越し、新築に伴う移動工事)についてのみ洗浄込工事として受け承ります。